獅子座の新月、そして日蝕。
2017年 08月 21日
22日の未明、獅子座のエリアで再び新月を迎えます。
月と太陽が地球から見て一直線に並ぶとき。
そして、明日は太陽の通り道の黄道と月の通り道の白道が重なり、地球に届く太陽の光を月が自らの姿で隠す
つまり、日蝕が起こります。
今回はアメリカの西海岸から東海岸を横断する形で皆既日食を観測することができるそうです。
日蝕の姿を追い求めて、大勢の人が移動するようですね。
まだ、日蝕のメカニズムが解明されていなかった大昔、
燦燦と輝く太陽が、突然欠けていく様は、どんな風に人々の心を揺さぶったでしょう。
まさに、太陽が何者かに食まれていくように見えたことでしょう。
得体のしれない大いなるものの姿に恐怖を覚えたのではないかと思います。
あって当たり前のものが、突然目の前から消えていく、
そんな経験をするとき、私たちは、何一つ永遠のものはなく、そしていかに自分が無力であるかを認識するのかもしれません。
どこまでも利便性と快適性を追い求め素晴らしい世の中を創り上げた人間は、
ともすると、自分が全てを支配しているような錯覚を覚えます。
でも、もし太陽の光が届かなくなったら…、……
地球という星に生息する私たちは、この星を支えている天体たちによって絶妙のバランスで生かされている、
私たちはみな、運命共同体なのだなあと、改めて思います。
家族を越え、地域を越え、国を越え、そして星を超えた共同体。
絶対が絶対でなくなり、新しい世界が生まれる。
今は、まさにそんな時代なのだと思います。
面白い時代に生まれました。
占星術的に言いますと、これも自分で選んだこと。
この時代、この星で、この身体で、
今、何を目撃し、何を選択して生きるのでしょう。
明日の獅子座月蝕の新月に、ここからに相応しい
新しい生き方を誓いませんか。
by kplapla
| 2017-08-21 23:55
| 星のこと